この冬も多くの難民の命が危機にさらされようとしています。
長引く避難生活で困窮している難民の多くが劣悪な住環境にあり、冬は命の危機が迫ります。
UNHCRは、シリア難民・国内避難民が避難生活を送るレバノン、ヨルダン、シリアをはじめ、アフガン難民・国内避難民が避難生活を送るパキスタン、アフガニスタン、そしてウクライナやその周辺国などの各国で、今年も難民が冬を無事乗り越えられるように防寒支援を行います。
UNHCRは難民・国内避難民の命をつなぐため2023年も防寒支援に注力します。
皆様からのご寄付はそのとき世界で最優先の難民援助活動に充てられます。
日本からひとりでも多くの難民の命をつなぐべく、難民支援へのお力添えを心よりお願い申し上げます。

毎冬の雪嵐に耐え続けて
撮影:レバノン ベカー高原


レバノン山脈とアンチレバノン山脈の間に位置するベカー高原。同地は毎冬のように激しい雪嵐に襲われます。
ベカー高原では何万人ものシリア難民が非公式の難民キャンプで避難生活を送っています。氷点下、大雪、強風。難民は脆弱な簡易シェルターで暮らしており、その越冬は過酷です。
昨冬、UNHCRは経済危機が悪化したレバノンにおける防寒支援を強化。難民やレバノン人の脆弱な家族に対し、現金給付支援、あるいはソーラーランプ、防寒目的の緊急援助物資や、冬の間シェルターを対候性にするための資材などを提供して越冬生活を支えました。
ベカー高原のシリア難民の多くはこの厳しい自然環境のもと、10年以上も避難生活を送っています。レバノンの経済状況が改善されていないこの冬、防寒支援は同地のシリア難民にとって非常に重要な命綱です。




あなたのUNHCRへのご支援は
難民・国内避難民の命をつなぐことができます
たとえばレバノンで 困窮したシリア難民家族に
冬を越すために必要な「現金給付支援」を届けられます
なぜ 「現金給付支援」 なのでしょうか?
難民ひとりひとりの状況を考慮しない定型の支援ではなく、難民が状況に合わせて“冬を生き延びる上で最も必要なこと”に資金を使うことができるという柔軟性があります。
都市部に避難している難民は分散しているため、物品の支援を迅速にすべての対象者に届けることは困難です。全国のATMを利用することにより、迅速かつ安全に支援を届けることができます。
越冬に必要な資材を難民自身が避難先で購入することにより、受入国の経済活性化に役立ちます。また、地域住民とのコミュニケーションの機会が増え、良好な関係を築くことにつながります。
UNHCRは 極度の貧困状態にある難民家庭 緊急支援の現金給付を行っています。
避難先の一般市民の生活基準に合わせるのではなく、
生きるために必要な、最小限の物やサービスを積み上げた「命をつなぐ必要最小限の金額」が支給されています。

あなたのご支援は ―
たとえば厳しい気候に耐えられるようにする「簡易シェルターや住居の補修」
16000円で1家族分
たとえばシリア難民がレバノンで冬を越すための「現金給付支援」
34000円で1家族分
68000円で2家族分
102000円で3家族分
※1米ドル=144円換算
※皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。
レバノン、シリア、ウクライナや周辺国など各地の防寒支援はUNHCRの最優先の援助活動のひとつです。
※令和5年分 確定申告用 寄付お申込期限の目安
ウェブサイト申込 12月15日[金]23時59分まで