ウクライナ危機から1年。
こうしている今も、ウクライナの人々の命が深刻な危機にさらされています。

戦争から1年を迎えたウクライナでは、相次ぐミサイル攻撃によってエネギー・インフラ施設が多数破壊され、全土で大規模な停電が発生しています。人々は、破壊された住居や暖房も不十分な共同シェルターでの生活を強いられ、かつてない人道危機に直面しています。
ウクライナ国内では推定535万人以上が故郷を追われ、1700万人以上*が緊急の人道支援・保護を必要としています。(*2023年1月現在)

 

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と、WFP(世界食糧計画)は、ウクライナや近隣諸国で昼夜を問わず、緊急支援を必要とする人々の支援を行っています。皆さまからのご寄付は、難民として国境を越えて避難をしてきた人々だけでなく、ウクライナ国内に残り避難生活を送る人々も支援することができます。

誰であろうと、どこにいようと、どのサッカーチームを応援していようと、ウクライナの人々のために力になることができます。私たちと一緒に、ひとつのチームとして立ちあがり、ウクライナを支援しませんか?

 

今回のUNHCRとWFPの共同緊急支援では、避難を余儀なくされた家族の保護に関するUNHCRの専門知識と、WFPの飢餓との闘いに関する経験を結集しています。寄付金は、ウクライナで緊急事態の影響を受けている人々に最も必要な支援が適切に届けられるよう、70%がシェルター、心理社会的支援と保護、財政支援、その他の救命支援に、30%が食料の提供に充てられます。

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

WFPダッブリュエフピー(国連世界食糧計画)とは?

世界食糧計画は世界最大の人道支援組織で、緊急時に人命を救い、食糧支援を通じて、紛争や災害、気候変動の影響から回復した人々のために平和、安定、繁栄への道筋を築いています。
WFPは、1日に5,600台のトラック、30隻の船、100機近くの飛行機で、最も必要としている人々に食糧やその他の援助を届けています。WFPは、戦闘によって、避難したり、現地に足止めをされた人々がどこにいても、命を救うための食糧と栄養の支援を届けています。

国際人道法に則り、いかなる時も、市民の命、市民のインフラは守られ、保護されるべきです。そして、ウクライナの人々は緊急の支援を必要としています

今、銃声を止め、対話と外交交渉を進めることの必要性に取って変わるものはありません。
平和はこの悲劇を止めるための唯一の方法です。

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官

UNHCRは1994年からウクライナでの支援活動を開始。何千人もの民間人が犠牲となった2014年のウクライナ紛争勃発後も、銃撃が止まないドネツクやルハンシク等の現地で、国内避難民等の支援対象者に重要な救援物資や避難所を提供してきました。また、急激な時代の流れの中で無国籍者となってしまった人々、社会的セーフティネットから抜け落ちてしまった人々の支援にもあたっています。

2023年1月、子ども6人を含む46名の命が奪われたウクライナ東部ドニプロでの攻撃後、緊急支援にあたるUNHCRとパートナー団体

そして今回の危機でも、UNHCRはウクライナやポーランド、ハンガリー、ルーマニア、モルドバ等の近隣諸国の当局、その他のパートナー団体と協力して支援を拡大し、毛布や寝袋等、極寒の東欧で避難を強いられる人々が必要とする支援を届け、逃れて来た難民が性的搾取や人身売買に遭わないよう、保護していきます

ウクライナ国内では、市民や市民の住居、民間の施設への攻撃が続き、安全な輸送経路も確保されていないことから、何万人もの市民の命や生活が脅かされ、保護のリスクも高まっています。被害を受けている地域では、女性や子ども、障がい者、高齢者、その他マイノリティといった非常に弱い立場に置かれた人々が、移動手段、食料、水、薬、救急等、あらゆる必要なサービスの利用が困難な状況です。UNHCRは地元当局、人道支援団体と連携しながら人道支援を実施しており、受入施設の開設、救援物資やシェルターの提供、国境地域での支援の強化等を実施しています。

また、ウクライナ国外でも、国境地域、受入施設等で難民となったウクライナの人々の保護のリスクを把握し、難民の受入地域のサポートを行うために、保護のモニタリングを続けるのみならず、救援物資の提供、子どもの保護等を実施しています。

皆様のご支援により、故郷から避難を余儀なくされているウクライナの人々を保護し、安全を守る援助活動が可能となります。

こうしている今も、爆撃から逃れ、命がけで避難をしている人々がいます。どうぞ、今すぐご支援ください

  • 皆様のご寄付は、ウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に充当させていただきます。
    UNHCRは今回のウクライナ緊急対応において5億1000万米ドルの初期資金を必要としていますが、3月23日現在、その70%が充当されています。皆様のご支援に厚く御礼申し上げます。もしこの資金が今後完全に充当された場合、皆様からのご寄付は、世界の緊急事態から避難を強いられている人々の命を守る支援に使われますのでご了承ください。
  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております
皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
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