長期化するウクライナの戦争。
こうしている今も、ウクライナの人々の命が深刻な危機にさらされています。
激しい攻撃が今も続くウクライナでは、相次ぐ爆撃によってエネギー・インフラ施設等が多数破壊され、多くの人々の命と生活が脅かされています。人々は、破壊された住居や暖房も不十分な共同シェルターでの避難生活を強いられ、かつてない人道危機に直面しています。
ウクライナ国外に逃れる難民は655万人以上*。また、ウクライナ国内では354万人以上**が故郷を追われていますいます。(*2024年6月現在 **2024年4月現在)
2024年に入ってからもウクライナ各地で激しい攻撃によって多数の死者・負傷者が出ています。7月8日朝、ウクライナのキーウ、ドニプロ等を標的にしたロシアのミサイル攻撃により、キーウの小児病院を含む建物やインフラが大きな被害を受け、多くの民間人が死傷したことが報告されています。
また、安全を求めてウクライナ国外へ避難する人々の数は今も絶えませんが、国外で避難を続けるのが困難なため、または親類等の避難を助けるために帰還する人々もおり、激しい爆撃で破壊された故郷へ戻ることを選択した帰還民へも、支援が必要です。
UNHCRはウクライナ国内や近隣諸国に留まり、破壊された家屋の修理や寒さから身を守るための毛布や暖房器具を含む救援物資を届けるなど、緊急支援に全力であたっていますが、それはまさに時間との闘いです。ある日突然日常を奪われ、これまで築いてきた生活を捨てて避難を強いられ、過酷な冬と終わりの見えない攻撃で命の危機に晒されているウクライナの人々はいま、緊急の支援を必要としています。
ウクライナの人々を守るため、UNHCRは現地で緊急支援に尽力しています。
シェルター支援
- 雨や雪、浸水などを防ぐ防水シートや、シェルターキットの配布
- 攻撃によって破壊された住居の修繕・補強
- 国内避難民キャンプ・居住地や共同シェルター内の排水システムやインフラ設備の整備・改善
救援物資の提供
寒さから身を守るために欠かせない、フリース製の毛布やジャケットなどの防寒用品を届けるほか、寝袋やマットレス、停電時に役立つソラーランプ、タオルや歯ブラシなどが入った衛生キットなどの救援物資を届けています。
現金給付支援
高騰する暖房用の燃料やガス、ストーブなどの暖房器具や防寒具、医療品など、個人の様々な特定のニーズに対応できる、現金給付支援を実施しています。
難民の保護・支援
ウクライナ近隣諸国に受入センターを設置し、ウクライナからの難民の保護や法的支援、カウンセリング、トラウマを受けた人々への心理社会支援などを行っています。またユニセフと連携し、子どもを含む弱い立場にある人々への支援スペースとして、ブルードットを設置しています。
1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・国内避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。
人口の3分の1以上が避難を強いられたウクライナ危機。今現在も、ウクライナの人々は命の危機に晒され続け、そしてこうしている今も、UNHCRは支援活動に全力で取り組んでいます。
皆様からのご支援は、必ずUNHCRが現地にお届けいたします。ウクライナの人々の命をつなぐため、どうか今すぐ、温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
- 皆様のご寄付は、ウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に充当させていただきます。
- 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
- ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、UNHCRの活動を報告させていただきます。
- Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております。