UNHCRは難民の基本的人権を保護し、各国の都市部や人里離れた難民キャンプ、国境エリア付近などの幅広い地域で、パートナー団体と共に下記のような難民の援助活動に従事しています。
UNHCRは難民の基本的人権を保護し、各国の都市部や人里離れた難民キャンプ、国境エリア付近などの幅広い地域で、パートナー団体と共に下記のような難民の援助活動に従事しています。
UNHCRは、支援団体や専門機関、パートナー団体を繋ぐ、国際的な支援ネットワークを構築しています。UNHCRの支援プロジェクトでは、下記のような活動を行っています。
・人道危機の際に緊急チームを派遣
・シェルターや食料、水や医療品の提供
・大規模な難民流出の際には大きな空輸機の手配、または少人数で避難する民間人のための小さなボート、小船隊の手配
・学校の建設
・エイズなどの感染症の啓蒙活動 など
・1951年の難民の地位に関する条約及び1967年の議定書、1954年の無国籍者の地位に関する条約及び1961年の無国籍の削減に関する条約への、各国の加入の推進。
・各国に、行政指導や運用ガイドラインなどを含む国内の難民法の制定・改正を支援するほか、国内の難民の地位決定の手続きを行えるよう支援。
・関連の行政や司法機関を強化し、政府及びNGO職員に訓練を実施し、関連する人権団体とも連携の強化。
世界の難民の約半数は子ども達です。故郷を追われた難民の子どもや若者達は、時には親とも引き離され、故郷から離れた避難先で幼少期のほとんどを過ごす子も多くいます。このような状況下では、子ども達は虐待や暴力、ネグレクトや搾取、人身売買、徴兵などの様々な危険にさらされています。UNHCRは、子どもの保護のため下記のような活動を行っています。
・子ども達の心理社会的支援や発達ニーズに合わせたプログラムの提供を通じた、子どもの人権保護
・親と離れ離れになった子ども達を保護し、家族を追跡することで再会できるよう調整
・新生児が生まれた際の戸籍登録
・障がいを持った子どもの支援
・武装グループや軍隊に関わった子ども達に必要な支援を提供し、コミュニティで再び生活できるよう継続支援
人道危機や避難の過程において、女性や少女達が性暴力の被害に遭う危険性が急激に高まると言われています。UNHCRは、難民を性暴力の被害から守るため、男女平等と人権を啓発しています。取り組みとしては、性暴力の予防・対応啓発プログラムを実施することで被害に遭うリスクを軽減し、パートナー団体や政府、コミュニティと連携して、性暴力被害を明らかにするほか、予防・対策・対応に向けての男女平等啓発プログラムも実施します。
1951年の難民条約に基づき、UNHCRの核心的な任務として、世界中の避難を強いられた人々の国際的保護の推進が挙げられます。UNHCRは、難民の基本的人権を推進し、難民が自身の意思に反して迫害の危険に遭う国へと帰されることがないよう取り組んでいます。状況に応じて難民を帰還させ、庇護申請をした国での統合や第三国定住支援なども行っています。また、UNHCRは国際難民協定を推進し、難民申請の構造を確立させるために各国を支援するほか、難民問題に対する国際的な監視役という役割も担っています。
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