
68万7000人以上
エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラの難民・庇護希望者数(2024年1月現在)
31万8000人以上
ホンジュラス、グアテマラの国内避難民(2024年1月現在)
800万人以上
2020年10月に中米を襲った2つのハリケーンの被災者数

中米難民危機について
中米難民危機においては、エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラ、ハイチといった中央アメリカから、安全を求めてメキシコ、アメリカ等へ向かう難民・庇護希望者が、国境へ押し寄せています。
中米から避難している人々は、ギャングやドラッグ・カルテル等の暴力や迫害から命がけで逃れ、国際的保護を必要とする庇護希望者であり、非常に弱い立場に置かれた人々です。また大移動する人の中には、子どもたち、特に10代前半の子ども達が多く含まれ、1人で避難を強いられている子どももいます。
そして、ハリケーン豪雨による自然災害もこの地域を襲い、暴力や迫害のみならず、気候変動も避難を大きな要因となっています。
中米・メキシコ地域におけるUNHCRの主な援助活動
避難してくる人々のニーズに応えるため、UNHCRは国境近辺のインフラを強化し、以下のような緊急支援を実施しています。
- 家族が安全に保護されるための子どもに優しいシェルターの提供
- 子ども達が安心して学び、遊べるためのスペースの確保
- 子ども達や性暴力の被害者のための医療・メンタルケアの専門家の配備
- 庇護申請を迅速化させるための各機関との協力強化
- 法的サービス/情報の提供
UNHCRは、包括的地域保護・解決枠組み(MIRPS)を主導する各国政府と協力し、難民に関するグローバル・コンパクトと持続可能な開発目標に基づき、中米の避難危機に対する解決策を模索していきます。
中米・メキシコの問題について、
さらに理解を深めましょう。