UNHCRの活動
解決策
UNHCRは難民の保護と支援に力を入れていますが、究極の目標は難民の生活を再建する解決策を見出すことです。解決策には、自主帰還、第三国定住、庇護国での社会統合が含まれます。
自主帰還
自主帰還とは、難民が自由な意志と情報にもとづく決断で、安全と尊厳をもって 出身国へ帰還することです。UNHCRは、出身国や国際社会と協力して、難民のために「状況を確認しに行く（”go-and-see” visits）」訪問の促進や、難民の出身国や地域に関する最新の情報を収集、平和および和解活動へ従事、住居や所有物の返還の促進、そして帰還支援や法的支援、家族の再統合などを展開しています。UNHCRの活動を通じて、何十万人もの人々が帰国することができました。
第三国定住
紛争や戦争、迫害が続いているために帰国できない人々には、第三国定住も解決策の一つです。再定住の支援に向けて、UNHCRは文化的なオリエンテーション、文化や言語の教育、職業訓練、教育や雇用へのアクセスを提供しています。
庇護国での定住
帰還が困難な場合の解決策は、庇護国の受け入れコミュニティにおける難民の定住です。難民、受け入れコミュニティ双方の意思を反映する複雑な過程を経て行われますが、受け入れ社会にとって定住は難民が社会的、経済的に貢献することができるというメリットもあります。
