
108万7500人以上
コンゴ民主共和国から逃れる難民・庇護希望者(2024年6月現在)
約730万人
コンゴ民主共和国の国内避難民(2024年8月現在)
25万6800人以上
ブルンジから逃れる難民(2024年7月現在)

コンゴ・ブルンジ危機について
コンゴ民主共和国では、民間人の殺害を伴う武力衝突が頻繁にぼっ発し、何十万人もの人々が繰り返し国内外で避難を強いられ、緊急の人道支援を必要としています。
ブルンジ共和国は、国民の多くが貧困ライン以下の生活を強いられている最貧国の1つで、今も情勢が不安定な中、何十万人もの人が国内外で避難生活を送っています。
両国に共通するのは、子どもを含む一般市民が、民間人への無差別な拷問や殺戮、性暴力、児童労働、強制婚や児童婚の犠牲になり、癒しがたい傷を負和されていることです。しかし、この難民危機に対して国際社会の関心は薄く、支援が集まっていないのが現状です。
エムポックス(MPOX)の発生につきまして
2024年8月、コンゴ民主共和国等で感染症エムポックス(MPOX)が発生したことが発表されました。この致命的なウイルスは、紛争によって故郷を追われている難民・国内避難民の命も脅かしており、すでに難民の感染者も確認されています。UNHCRは地元当局、世界保健機関(WHO)等と連携し、公衆衛生のさらなる徹底化、医療設備の拡大等、救援対応を急いでいます。
コンゴ民主共和国・ブルンジ共和国におけるUNHCRの主な援助活動
緊急救援活動
生活に不可欠な水、食料、毛布、薬、衛生用品、調理器具などの物資の供給。難民キャンプのトイレ、給水設備、教室などの整備や改修、運営。
教育
教育に必要な人材や資材の確保、難民の子どもたちへの初等教育の機会や教科書、文房具などの提供。
保護
里親制度の整備をはじめ、暴動を目の当たりにし、トラウマに苦しむ子への精神的ケア、性的暴力の被害者など、心に傷を持つ人へのカウンセリングなど精神的サポート。