活動地域
ベネズエラ
情勢不安、暴力行為、そして食料、医薬品不足から逃れる人々は増加の一途をたどり、ベネズエラ危機は中南米最大の避難危機の1つとなっています。

770万人以上

避難を強いられている難民・移民等(2024年5月現在)


約650万人(約84%)

南米及びカリブ地域で受け入れられているベネズエラ難民・移民等の数(2024年5月現在)


85%

現在も移動を強いられている難民・移民等の割合(2024年5月現在)


ベネズエラ危機について

ベネズエラは伝統的に、さまざまな国から難民を受け入れる「難民受入国」でした。しかし、政情不安と社会経済の混乱に伴う貧困と治安の悪化から、数百万人が故郷を追われ安全を求めて国内外へと避難しています。その数は長年にわたって紛争が続くシリアに続き、世界で2番目に多くなり、南米最大の難民危機となりました。

さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる世界的な不況等により、厳しい貧困に陥る難民・移民が急増しており、住居や生活手段を失った人、1日の食事にすら事欠く難民の家族の窮地が多数報告されています。多くのベネズエラ人が、正式な書類や法的許可もないことから、社会的セーフティネットを受けられない非常に弱い立場に置かれ、搾取・虐待・性的暴行・差別・排外等の危険にさらされています。

ベネズエラにおけるUNHCRの主な援助活動

緊急救援活動

食料、水、シェルターなどの救援物資を提供。

保護

保護者のいない、もしくは家族とはぐれた子ども達の保護を含む、国境での保護活動のさらなる強化。

保健・医療対策

新型コロナウイルス感染症等の保健対策として、石けんや消毒液などを含む衛生用品の提供、治療および簡易隔離施設の設置。

現金給付支援

立ち退き等で住む場所を失った人々への現金給付の実施。

自立支援

受入国の政府及び受入コミュニティや、パートナー団体と協力し、避難先での法的書類の処理や登録の迅速化、職業斡旋等の実施。

ベネズエラの問題について、 さらに理解を深めましょう。

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