74万1000人以上
難民・庇護希望者(2024年7月現在)
推定45万人以上
国内避難民(2024年6月現在)
2万8800人以上
隣国スーダンの武力衝突から逃れて来た難民(2024年8月現在)
中央アフリカ共和国危機について
長年にわたる中央アフリカの危機は、度重なる暴力行為により大規模な強制避難を引き起こし、これにより情勢はさらに悪化の一途をたどりました。民兵による暴力行為やコミュニティ間の衝突によって人道支援は妨げられ、民間人は常に深刻な保護リスクにさらされています。
2013年12月、暴力の拡大により、新たに数十万人が故郷を追われました。現在も国内では断続的に暴力が続いており、多くの難民・庇護希望者が近隣のカメルーン、チャド、コンゴ民主共和国等で避難生活を強いられ、さらに数十万人が国内での避難を余儀なくされています。 最も資金が不足している危機の一つである中央アフリカにおいて、多くの人々が基本的な生活支援すら受けられずにいます。食料、保健、シェルター、水と衛生といった基本的ニーズは、難民と彼らを受け入れるコミュニティにとって、すべて主要な懸案事項となっています。
中央アフリカにおけるUNHCRの主な援助活動
緊急救援活動
食料、生活物資、医療用品の配布、また医療サービスの提供といったさまざまな人命救助のための支援を行っています。治安の悪い地域であっても、政府や地元パートナー団体と緊密に連携し必要とする人々に迅速に届けられるよう努めています。
自立支援
UNHCRの自立支援プログラムでは難民が自分たちで作物を育て、収穫するなど地域社会に定着させることによって、尊厳を維持し自立した生活を送ることができるように支援しています。また、パートナー団体との連携して難民が新たなキャリアを身につけるための支援にも積極的に取り組んでいます。
保護
中央アフリカ共和国では特に無差別に行われる武装集団による攻撃(無差別の暴力、ジェンダーに基づく暴力、学校や保健施設を含む公的機関への攻撃など)が激化しています。安全を求めて故郷から逃れてきた難民を取り残すことなく保護し、安心して暮らせる環境にアクセスできるようにしています。