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難民映画祭

難民をテーマとした映画を通じて、日本社会で共感と支援の輪を広げていくことを目的とした映画祭です。世界各地で今まさに起きている難民問題 ー 1人ひとりの物語をお届けします。

第19回難民映画祭

困難を生き抜く難民の力強さに光をあてた6作品(日本初公開4作品を含む)をオンラインと劇場で公開。難民への共感と支援の輪を広げていくために、日本全国からのご参加をお待ちしています!


オンライン開催 2024.11.7(木)~11.30(土)
劇場開催(東京)2024.11.7(木)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

 

 

 



 

参加方法



 




上映作品

日本初公開

ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~ 

シリア難民の少女が、社会に難民問題を問いかける

アマルと呼ばれる高さ3.5メートルの人形が、同伴者のいない難民の子どもの苦境を知ってもらおうと、ヨーロッパを横断する旅にでる。道中でアマルは、同じような境遇にある難民や、自分を受け入れない大勢の人たちに出会う。アマルは、この旅で感じる希望と恐れを表現したリアルな声(シリア難民による内なる独白)を持つ実在の少女である。本作は、芸術的な手法で、安全と居場所を探し求めるアマルの旅を描きながら、様々な感情と葛藤する少女の姿を映し出す。

 

" こんな人にオススメ!"

・シリア国境からヨーロッパを横断する避難の旅を追体験したい。
・難民の子どもたちの想いを知りたい。


ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭:2023年ノミネート - 万華鏡コンペティション
コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭:2024年正式出品

ドキュメンタリー / 2023年 / 80分 / アラビア語(日本語・英語字幕) / 原題:The Walk / 監督:Tamara Kotevska

11月7日(木)18:30 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(東京) 

 

              

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日本初公開

永遠の故郷ウクライナを逃れて 

ウクライナからの避難の旅路、それぞれの家族の想い

ウクライナの市民が恐怖の紛争から逃れる避難の旅路を追った観察記録である。監督は自ら車を運転し、地雷原や軍事検問所を通過しながら、人々の移動を手助けする。カメラは、車のバックミラーにうつる表情、後部座席で繰り広げられる会話を記録しながら、戦時下におかれた人たちの思いを映し出す。ウクライナからポーランドまでの何万キロもの道中で、車は、待合室、病院、避難所、そして、偶然に乗り合わせた同胞の告白の場となったのである。

 

 " こんな人にオススメ!"

・ウクライナ人道危機の背景についてもっと知りたい。
・国外へと避難せざるを得ない庶民の現実を知りたい。
・ウクライナからポーランドへと続く陸路の避難に関心がある。


ビルバオ国際短編ドキュメンタリー映画祭(スペイン):2023年長編ドキュメンタリー部門グランプリ賞
シカゴ国際映画祭(アメリカ):2023年最優秀ドキュメンタリー部門銀賞
ハンブルク映画祭(ドイツ):2023年ヨーロッパ共同製作国際コンペティション部門政治映画賞
国際ドキュメンタリー協会:2024年パレ・ロレンツ賞最優秀作品賞
チューリッヒ映画祭(スイス):2023年ゴールデンアイ賞(最優秀国際ドキュメンタリー映画賞)
テッサロニキ・ドキュメンタリー映画祭(ギリシャ):2024年アムネスティ・インターナショナル賞人権部門
シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭(イギリス):2023年インターナショナル・コンペティション部門審査員大賞

ドキュメンタリー / 2023年 / 84分 / フランス語・ウクライナ語・ポーランド語・ロシア語・英語(日本語・英語字幕) / 原題:In the Rearview / 監督:Maciek Hamela

 

 

        

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ピース・バイ・チョコレート 

定住先のカナダで起業に成功した、シリア難民のサクセスストーリー

シリア内戦により難民となったテレクは家族と共にカナダへ移住。一家の受け入れ先は、故郷のダマスカスに比べてはるかに小さな街だったが、内戦で宙ぶらりんになった医学部卒業を目指すテレクは方法を模索する。一方、一流のチョコレート職人だった父親のイッサムは、移住先の人々の支援を得てチョコレート販売を再開する。家族、平和、そして人々に幸せを運ぶチョコレートを描いた、実在するチョコレート店の心温まるサクセスストーリー。

 

 " こんな人にオススメ!"

・カナダ社会における難民の受け入れについて知りたい。
・移住先でどうやって生活をあらたに築いていくのか、難民の自立に関心がある。

 

コルディエラ映画祭(アメリカ) :2021年最優秀監督賞
ポート・タウンセンド映画祭(アメリカ):2021年ワールドレンズ賞
ライジングサン国際映画祭(日本) :2021年最優秀映画賞、最優秀俳優賞
他、ナポリ国際映画祭2021(イタリア)、ハートランド国際映画祭2021(アメリカ)、ウッズホール映画祭(アメリカ)など11部門ノミネート

ドラマ / 2021年 / 96分 / 英語・アラビア語(日本語・英語字幕) / 原題:Peace by Chocolate / 監督:Jonathan Keijser

 

 

        

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日本初公開

孤立からつながりへ ~ローズマリーの流儀~ 

難民をエンパワーするのは、コミュニティとのつながり

オーストラリアに定住した難民や移民の中には、社会とのつながりをもてずに孤立した人生を過ごしている女性たちがいる。警察とコミュニティの橋渡し役を務めるローズマリーは、経験したことのない異文化を分かち合おうと、イラク、コンゴ、ペルーなど多様な文化圏からやってきた女性たちと、コミュニティで受け入れる地元の人たちの説得に奔走する。ローズマリーの手助けによって、孤立からつながりへと人生を変えた女性たちの輝かしい姿と勇気を称えたドキュメンタリー。

 

" こんな人にオススメ!"

・難民・移民を受け入れるためにコミュニティができることを考えたい。
・多文化共生に関心がある。
・どうすれば孤立からつながりへと転換できるかを知りたい。

 

シドニー映画祭:2020年オーストラリアドキュメンタリー部門 ファイナリスト
ビッグアップル映画祭:2020年秋の部正式出品
デプス・オブ・フィールド国際映画祭:2021年正式出品

ドキュメンタリー / 2020年 / 75分 / 英語(日本語字幕) / 原題:Rosemary’s Way / 監督:Ros Horin

 

 

        

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日本初公開

学校をつくる、難民の挑戦 

困難に直面しながらも人生を切り拓いていく、難民の勇気と行動力

オーストラリア政府がボートで到着したすべての庇護希望者を強制収容する事態となり、インドネシアのチサルア村で数年を過ごすことになったハザラ系アフガニスタン難民、ムザーファとハディムという2人の若者がいた。宙ぶらりんな状況の中でも、よりよい生活を求めて立ち上がった彼らは、コミュニティを作り、難民のための教育革命となる学校を立ち上げた。友情、つながり、コミュニティの力がもたらした大きな希望についての実話である。

 

" こんな人にオススメ!"

・難民が難民のために作った学校について知りたい。
・コミュニティが生まれるプロセスに関心がある。

 

ドキュメンタリー / 2017年 / 65分 / 英語(日本語字幕) / 原題:The Staging Post / 監督:Jolyon Hoff

 

 

        

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第7回難民映画祭(2012)リバイバル上映

ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち 

爆撃の下で生き抜く、子どもたちの心の叫び

1400人という多くの犠牲を出した、2008年から2009年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃。ガザ南部の農業地帯ゼイトゥーンに住むサムニ家の子どもたちは、一族が一度に29人も殺されるという、過酷な事件を経験していた。監督・古居みずえのカメラは、家族を失いながらも、懸命に生きる子どもたちの生活を静かに見守り、彼らの心の傷と変化を写し出す。子どもたちの証言から垣間見られたもの、それは“生きる力”“人間力”だった。

 

" こんな人にオススメ!"

・パレスチナ難民について知りたい。
・紛争下の子どもたちのことが気になる。

 

ドキュメンタリー / 2011年 / 89分 / 日本語(英語字幕) / 監督:古居みずえ / 第7回難民映画祭(2012)上映作品

 

         

(※外部サイト(Peatix)へ移動します。)

 

 

短編動画をまずご鑑賞ください!

(※オンライン鑑賞のための視聴環境に問題がないかをご確認いただくことができます)

リスト:彼らが手にしていたもの(約10分、鑑賞無料)

迫りくる命の危険の中、わずか10分たらずという時間の中で持ち出したものとは?
彼らのリストを通じて、一人ひとりのストーリーが見えてくる。言葉の持つ力や、言葉の奥に込められた難民の思いを汲み取りながら、原題「What They Took With Them: a List」の原作者であるジェニファー・トクスヴィグと共に、原作に込められた意図を理解し、一言一句丁寧に、長い時間をかけて翻訳作業を行い、日本語版の詩が完成。原作の持つ世界観を壊さぬよう、テンポやリズム、間を大切にしながら、収録された緊迫感のある映像は、きっと観る人の心を突き動かす。

 

 

 

開催概要

オンライン開催

2024年11月7日(木)10:00~11月30日(土)23:55

劇場開催(東京)

※下記1回のみとなります

11月7日(木)18:30 

会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

上映作品 「ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~」

タマラ・コテフスカ監督 とジャン・ダカール撮影監督が来日決定!

本編上映後に、タマラ・コテフスカ監督 とジャン・ダカール撮影監督によるトークイベントを予定しています。

コテフスカ監督は、マケドニア出身の女性映画監督で、初の長編ドキュメンタリー『ハニーランド 永遠の谷』が第92回アカデミー賞国際長編映画賞と長編ドキュメンタリー映画賞の2部門にノミネートされるなど、高い評価を得ています。


■鑑賞方法
1作品からお申込みいただけます。

鑑賞したい作品の申込みボタンから、チケット販売サイト「Peatix」にてお申込みください。
※【オンライン開催】 登録のメールアドレスにお送りする鑑賞用URLからご鑑賞ください。
   【東京開催】 当日劇場スタッフに、チケット画面をお見せください。
※お申し込みいただける方は日本在住の方に限ります。
※これらの映画で表現される内容は、難民映画祭の開催に関わる企業、団体、その他のいかなる個人・団体の意見を代表または反映しているものではありません。


■受付開始と参加費
受付開始
2024102日(水)1000よりこの公式ページにて申込み受付開始。
※【オンライン開催】11月30日(木)18:00まで受付。
   【東京開催】 先着順で、定員に達し次第締め切ります。

参加費

オンライン鑑賞、劇場鑑賞ともに、1作品につき(A)寄付つき鑑賞(1000円/2000円/5000円/10000円)、または、(B)無料鑑賞、から選択してお申込みください。
6作品まとめてお申込みの場合は、(A)寄付つき鑑賞(3000円/5000円/10000円/20000円)、または、(B)無料鑑賞、になります。 

※将来を担う若年層の方たちが参加しやすいように、無料鑑賞の選択肢を設けています。本映画祭は、企業・団体・個人の皆様のご寄付やご協力によって運営されていますので、寄付つき鑑賞にご協力いただければ幸いです。

※上記寄付は匿名寄付として、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の難民援助活動に役立てられます。
※匿名寄付に対する個人情報は保持しないため、国連UNHCR協会からの個別の領収証の発行はありませんのでご了承ください。
※料金に対する領収証は、Peatixの個人管理画面よりダウンロード可能です。(詳しくはこちら


 

応援メッセージ

UNHCR親善大使・MIYAVIからのメッセージ

 

なぜ、世界は平和にならないのだろう。
なぜ、故郷を追われる人たちは増え続けるのだろう。

僕たちにできることは、他に何があるのだろう。

UNHCR親善大使に就任して7年、ずっと自分に問い続けています。

毎年開催されている「難民映画祭」で上映される作品は、
今、この瞬間、地球のどこかで起きている現実を映し出しています。

しかし、そこに描かれているのは決して希望の見えない物語ではありません。
故郷を追われながらも、困難を乗り越えて生き抜く人々の姿に
僕たちの心も強く揺さぶられます

世界を想い、平和を問う。

あなたの踏み出した一歩が、世界の誰かの希望へとつながる。

MIYAVI
UNHCR親善大使 / アーティスト


 

オンラインセミナー

映画祭の開催期間中、上映作品の背景にある難民問題や社会について学べるオンラインセミナーを開催します(Zoom、参加無料、難民映画祭のウェブサイトから要申込み)。

■11月13日(水)・27日(水) 世界の難民問題、そして、UNHCRの人道支援について学ぶ(ベーシック編)
スピーカー:
中村 恵(国連UNHCR協会・事務局長特命 渉外担当)

■11月15日(金) ウクライナ人道危機の今
スピーカー:
松永 秀樹(独立行政法人 国際協力機構・ウクライナ事務所長)
白戸 純(UNHCRポーランド事務所・副代表)

■11月21日(木) 紛争下で暮らす子どもたち
スピーカー:
古居みずえ(ジャーナリスト、「ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち-」監督)
サヘル・ローズ(俳優、タレント)

■11月28日(木) 日本社会の難民問題について考えてみる
スピーカー:
奈良部 慎平(公益財団法人JELA・事務長)
ラーマ(シリア出身、「UNHCR難民高等教育プログラム」卒業生、教育系企業の社員)

 

 

一緒に広めてください

●メディアをはじめ、この映画祭を広めてくださるすべての個人や企業、団体の皆様にご活用いただける、広報ツール(チラシ、プログラム、ポスター、バナー、予告編)をご用意しています。一人でも多くの方に映画祭にご参加いただけるよう、ぜひご一緒に広めてください!
●公募で集まった25名の広報サポーター(ボランティア)が第19回難民映画祭を日本全国に広めるために活動中です。

 

        

 

 

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難民映画祭について


紛争や迫害で家を追われた人の数は、約1 億 2,000 万人―
日本に暮らす私たちがほぼ一人残らず家を追われてしまう、
それほどの規模で、今この瞬間も増え続けています。

あまりにも大きな数字の中にいるのは、
家族を大切に思い、ささやかな幸せを願う、私たちと何ら変わらない一人ひとりです。

ある日突然「難民」と呼ばれるようになった人たちにも、
かけがえのない人生があることを知ってほしい。
映画を通じて、日本各地に支援の輪を広げたい。
そんな思いから、2006 年に「難民映画祭」は始まりました。

困難を生き抜く人間の力強さ、そして希望を伝える珠玉の作品を、
オンライン配信と劇場上映のハイブリッドでお届けいたします。

一人でも多くの難民が、難民でなくなる日を願って。

 

 

 

難民映画祭パートナーズ

本イベントの趣旨に賛同する学校や企業、団体、自治体などが、難民映画祭パートナーズとして自主的に開催する上映イベント全国に広まっています。2015年開始以来、190を超えるパートナーズが上映会を開催し、2万人以上の方々にご来場いただきました。難民映画祭のもう一つの柱として、通年やっている取り組みです。
市民や学生、職員などを対象に、上映会を企画してみませんか?

 

 

 


 

 

 


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