活動地域
アフガニスタン
アフガニスタンでは、40年にわたる紛争、経済危機、干ばつ、そして極寒の冬を毎年迎える中、何百万人もの人々が情勢不安と飢餓に苦しんでいます。

530万人以上

登録されたアフガン難民および難民に準ずる人々の数(2024年2月現在)


160万人以上

2021年8月以降、近隣諸国へ避難した人々の数(2024年2月現在)


1万9250人

2023年10月にヘラート地域で発生した大規模な地震の被災者の数


アフガニスタンの難民危機について

1979年のソ連侵攻以来、アフガン危機は、シリアに次ぐ大勢の難民を生み出し、世界でも類を見ないほどに長期化した難民危機となりました。2021年8月、政権交代後も情勢不安、経済危機は続き、多くの人々が厳しい飢餓に直面しています。

また、2022年6月にはアフガニスタン南東部にて大規模な地震発生。過去20年で最悪の地震となったこの天災では救援活動を実施しました。2023年10月には西部ヘラート地域でも大規模な地震が発生し、テントや救援物資の提供、被災地のニーズの調査等、他国連機関やパートナー団体と連携し、被災者の命を守る活動を展開しています。

周辺国のイランとパキスタンはアフガン難民の大部分を受け入れ、避難所の提供などの支援をしてきました。2012年以降、イランとパキスタンは、アフガン難民の自主帰還と持続可能な社会復帰を促す環境の構築の実現を目指して支援を展開しています。しかし、今日でも、イランとパキスタンだけで、世界のアフガン難民のうちの90%近くを受け入れており、両国の資源とインフラを逼迫させ、干ばつによる食料不足や、新型コロナウィルスのパンデミックによる社会経済状況の悪化から、両国の受け入れ策は危機に瀕しています。さらに、貧困にあえぐアフガニスタン国内のコミュニティでも、避難所、保健、水、衛生分野、女性への教育、自立生計支援といった援助を緊急に必要としています。

加えて2023年、隣国パキスタンが不法滞在のアフガン人数千人の強制送還を開始したことから、パキスタンに逃れる人々はさらなる危機に直面しています。

アフガニスタンにおけるUNHCRの主な援助活動

緊急支援

緊急用テントや毛布、衛生キットなど援助物資の配布

シェルター支援

家の修復費の支給と研修を実施して難民自身が主体的に修復

自立生計支援

社会復帰と自立を促す職業訓練プログラムを提供

教育支援

学校の修復・建設、学用品の提供、女子教育の推進

アフガニスタンの問題について、 さらに理解を深めましょう。

皆様の毎月のご寄付が
難民の未来を力強く支えます

「国連難民サポーター」として月々一定額のご寄付を続けていただくことにより、常に物資を準備して、緊急事態に備えることができるだけではなく、長期の資金計画が必要な、水・食料の安定供給や、学校教育や自立支援など難民の支援を進めることができます。
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