皆さま
紛争や迫害など、様々な理由で故郷を追われた人々は、世界各地で数千万人に上ります。そのような人々を保護する国連の人道援助活動は、市民の皆さま一人一人によって支えられています。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の第8代国連難民高等弁務官として、私も、世界各地の難民支援に取り組みました。多くの個人、市民団体や企業の皆さまが、それぞれの立場からサポートしてくださったことを大変心強く感じておりました。 遠い国の出来事であっても、今もどこかで苦しんでいる人々に思いを寄せ、地球に共に生きる人間として、支え合おうとする連帯感が必要です。2011年の東日本大震災の際には、世界各地の国や人々が日本に温かいご支援の手を差し伸べてくださいました。 苦難にある人々をお互い助け合おうという機運が今まで以上に高まっているように日々感じております。 UNHCRの日本における公式支援窓口である国連UNHCR協会を通じ、日本でも難民支援の輪が益々広がることを心より願っております。
第8代国連難民高等弁務官外務省顧問・JICA特別顧問 緒方 貞子
緒方貞子さんは、1991年2月から2000年12月までの10年間、国連難民高等弁務官として世界の難民の保護と救済に活躍しました。在任中の3期10年の間に、UNHCRは様々な人道危機の最前線で援助活動を行い、新しい難民支援の枠組みを作りあげました。その結果、UNHCRは国連の中心的な組織として生まれ変わり、組織、予算も2倍の規模になりました。(このメッセージは2013年6月に掲載されました。)
ジュネーブ 2000年12月20日/ 「国連難民高等弁務官からUNHCR職員への惜別の辞」から引用
(文責:国連UNHCR協会)
緒方貞子国連難民高等弁務官による開会の辞 第51回UNHCR執行委員会
特別インタビュー 元国連難民高等弁務官・緒方貞子さん
追悼・第8代国連難民高等弁務官 緒方貞子さん 特別インタビュー 国連難民高等弁務官フィリッポ・グランディ
▼UNHCR駐日事務所ウェブサイト
日本人初の国連難民高等弁務官 緒方貞子さん
独占インタビュー・緒方貞子氏(UNHCRニュース2002年第4号)
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