活動地域
イラク
2017年イラク北部モスル解放後、人道的な緊急対応から復興・開発を目指した援助活動への移行が進んでいますが、情勢不安は続いており、帰還した人々も国内で未だ避難を強いられている人々も、厳しい貧困等、不安定な状態にさらされています。
629万人
UNHCRの支援対象者(2023年8月現在)
120万人
国内避難民(2023年8月現在)
27万人
イラクで受け入れられているクルド系シリア人の難民・庇護希望者(2023年3月現在)
近年のイラク情勢について
2017年のモスル解放宣言、国内外で避難を強いられていた人々の帰還が始まりましたが、未だ情勢は不安定なままで、今現在も多くの国内避難民・帰還民に人道支援が必要とされています。
また、多くの家族は、保護のリスクに直面し続け、避難先や帰還先での生計手段やリソースが制限されており、さらに身分証等がないために公的援助が受けられない事態に陥っています。
加えて、イラクは寛容にも情勢不安や紛争にあえぐ周辺国から逃れた難民・庇護希望者を受け入れており、そのほとんどがイラクのクルディスタン地域に住むシリア人です。
イラクにおけるUNHCRの主な援助活動
難民、国内避難民の保護
子どもの保護、性暴力の被害者の保護と予防、心のケア、難民登録、身分証明書の再発行などの法的支援、家族の再会支援など
シェルター支援
シェルターの提供、緊急テントの改良(コンクリートの土台やブロック塀、台所、トイレ、シャワーなどの設置など)、より耐久性のあるシェルターの提供
支援物資の提供
水、毛布、マット、調理器具、ソーラーランタンなど生活に不可欠な物資を提供
教育
学校の設備の改善(手洗い場やトイレなど)、学校が建設中の避難キャンプでは、UNHCRの現地のパートナーによるインフォーマルな教育プログラムの提供
イラクの問題について、
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