活動地域
イエメン
イエメンは最貧国の1つであり、内戦と貧困、そして度重なる洪水等の自然災害により世界最悪の人道危機とされていますが、世界で報道されることは少なく「忘れられた危機」とも言われています。
1820万人
人道援助を必要とする人の(2024年1月現在)
450万人
国内避難民(2024年1月現在)
1760万人
食料支援を必要としている人(2024年1月現在)
近年のイエメンの状況について
2015年の内戦勃発以来、400万人以上が避難を強いられているイエメン。終わらない紛争と食料難、貧困、そして気候変動による洪水、自然災害により人道支援を待ち続けている人は1800万人以上に及びます。
砲撃や空爆は、医療・水と衛生・教育環境インフラを次々に崩壊し、多くの人々の生活、そして命を奪っています。コレラ、マラリア等の様々な感染症の脅威の中で、子どもと女性の栄養不良の割合は、世界で最も高くなっています。
紛争前からイエメンは多くの難民を受け入れ支援してきました。今もソマリアなど近隣諸国から難民が避難しています。いまだに政治的解決の目途が立たずに、破壊と混乱が進むなか、国連より「最悪の人道危機」と称されながら、国際社会の関心は高くありません。
イエメンにおけるUNHCRの主な援助活動
シェルター支援
逃れて来た人々の命と尊厳を守り、雨風を凌ぐ緊急用テントのみならず、爆撃で破壊された家を補強するための修繕キットも支給。
救援物資の支給
家族の生活を支える調理器具やマット、毛布、給水用バケツ等を提供。
生活支援
紛争で生活手段を失った人々への現金給付の実施、国連世界食糧計画(WFP)と連携した食料配給
保健・衛生管理
豪雨の際に急増するコレラ、マラリアといった感染症等への緊急対応 など
イエメンの問題について、
さらに理解を深めましょう。