難民映画祭パートナーズ上映会「困難への挑戦 ― 音楽とともに」
2024年1月12日(金)・13日(土)に、文京区と国連UNHCR協会との共催で、困難を力強く生き抜く難民をテーマとした珠玉の音楽ドキュメンタリー3作品を上映します。
公開日 : 2023-12-26
紛争や迫害で故郷を追われた人たちは1億1000万人を超え、戦後最多となりました。
あまりにも大きな数字の中にいるのは、家族を大切に思い、ささやかな幸せを願う、私たちと何ら変わらない一人ひとりです。
映画を通じて、ある日突然「難民」と呼ばれるようになった人たちにも、かけがえのない人生があることを知ってほしい。
音楽とともに、困難な状況を乗り越える難民の力強さをテーマにした音楽ドキュメンタリー3作品をお届けします。
一人でも多くの難民が、難民でなくなる日を願って。
概要
【日時】
2024年1月12日(金)
14:00~16:00 「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」
18:30~20:25 「グレート・グリーン・ウォール」
2024年1月13日(土)
11:00~13:00 「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」
15:00~17:40 「私は歌う~アフガン女性たちの闘い~」 ※トークイベントあり
【会場】文京シビックホール・小ホール (東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター2階)
【ご案内】
・参加無料 / 事前申込制・先着順 / 定員280名
・お申込みは、下記作品紹介のリンクからお願いします(イベントサイトのPeatixに遷移します)。
・開場・受付開始は、上映開始の30分前から。先着順、自由席のご案内になります。
・受付でPeatixのチケットをスマホでご提示ください(または、プリントしたチケット)。
・お申込みは1名様単位で受け付けています。同伴の方は別途お申込みください。
上映作品・お申込み
『ビバ・マエストロ! 指揮者ドゥダメルの挑戦』
ドキュメンタリー / 2022年 / 99分 / スペイン語(日本語・英語字幕)/ 原題:¡Viva Maestro!
(「第18回難民映画祭2023」上映作品)
ベネズエラ出身の指揮者グスターボ・ドゥダメルは、ロサンゼルス・フィルハーモニックなどの名門交響楽団を率いて、"奇才 "の名をほしいままにしていた。本作は2017年、ベネズエラの政治的・経済的な争いにより、ドゥダメルが計画していた同国最高峰の青少年オーケストラ、シモン・ボリバル交響楽団のツアーが中止されるところから始まる。ドゥダメルはベネズエラを去り、オーケストラのツアーも中止となり、ボリバルの若いメンバーはベネズエラの街頭で何百万人ものデモ隊に加わることになる。しかし、ドゥダメルは音楽家たちが演奏できるよう闘い続け、国際的なコンサートを開催した。
1月12日(金) 14:00 お申込みはこちら
1月13日(土) 11:00 お申込みはこちら
『グレート・グリーン・ウォール』
ドキュメンタリー/2019年/92分/英語、フランス語、他(日本語・英語字幕)/原題:The Great Green Wall/監督:Jared P. Scott/配給:ユナイテッドピープル
(「第17回難民映画祭2022」特別上映作品)
アフリカのサヘル地域は、気候変動のために、干ばつ、資源不足、過激化、紛争や移住といった数々の問題に直面している。2007年、アフリカ大陸を8,000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール(緑の長城)計画が開始された。マリ出身のミュージシャン、インナ・モジャが音楽で人々をつなぎ、壮大なアフリカン・ドリームの実現のため、気候変動の最前線へと旅する音楽ドキュメンタリー。「紛争で危険にさらされるのは常に女性」だからと、特に女性支援に情熱を注ぎ、夢を抱けるアフリカのためにメッセージを発信していく。
1月12日(金) 18:30 お申込みはこちら
『私は歌う~アフガン女性たちの闘い~』
ドキュメンタリー/ 2022年/ 90分/ダリ語(日本語・英語字幕)/原題:And Still I Sing/監督:Fazila Amiri
(「第18回難民映画祭2023」上映作品)
アフガニスタンの大ヒット番組「アフガン・スター」は、アイドル風の歌のコンテストで、13シーズン連続で、女性の優勝者が出たことはなかった。アフガニスタンのポップスターで活動家のアリアナ・サイードが、若手女性歌手ゼフラ・エルハムとサディカ・マダドガルを指導し、女性の権利と女性の社会貢献の価値について、国民的議論を後押しする。衣装の選択や歌の歌詞で殺害予告をされながらも、女性出場者たちは前進していく。しかし、アリアナが全国規模の大規模なポップコンサートを計画しているとき、突然タリバンが政権に復帰し、女性のための20年の進歩が逆転してしまう。
1月13日(土) 15:00 お申込みはこちら
※映画上映後、大井綾子さんをお招きしてのトークイベントがあります(30分)
【ゲストスピーカー】

大井綾子
独立行政法人国際協力機構(JICA) ガバナンス・平和構築部平和構築室 室長
大学卒業後、日本テレビ報道局勤務。退職後、イギリスInstitute of Development Studiesでガバナンスと開発修士号取得。UNDP東ティモール事務所で国内避難民の帰還支援、在アフガニスタン日本大使館で地方復興支援に従事。国際協力機構(JICA)入構後は、人間開発部、南スーダン事務所、アフリカ部等で勤務した後、2022年7月から2023年12月までアフガニスタン事務所次長を務め、2024年1月より現職。
【司会進行】

武村貴世子
国連難民サポーター、ラジオDJ、MC
これまで、FM802、Fm yokohama、FM-FUJIなどで番組を担当。ニュースからエンターテイメントまで、旬の情報収集に余念がなく、ライヴ、映画鑑賞は年間平均200本を超える。また、司会、ナレーション、ライターとしても活躍。国連UNHCR協会の国連難民サポーターとして広報・募金活動に携わり、LUNA SEA、X JAPANのSUGIZOと共にヨルダンの難民キャンプを訪問するなど、音楽や映画を通した難民支援を中心に精力的に活動している。
※個人情報の取り扱い
申込者の個人情報は、国連UNHCR協会(主催者)が本イベントの目的のみに使用し、2024年3月末日で破棄します。