【みんなで取り組む20億キロ】淑徳中学校ソフトテニス部・サッカー部

公開日 : 2019-04-28

淑徳中学校ソフトテニス部とサッカー部は春休みに難民とともに2020㎞走る!!

淑徳中学高等学校は、2013年より毎年、文化祭での活動を中心に生徒の皆さんがUNHCRと難民問題について学び、継続的に大きな支援を届けてくださっています。
今年、「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』」の企画が始まった時に、日本全国に先駆けて真っ先に賛同してくださったのも、淑徳中学校のソフトテニス部とサッカー部の皆さんでした。
以下、ソフトテニス部顧問の山縣睦史先生とサッカー部の田中元樹先生に活動の様子をまとめていただいたきましたので、ご覧ください。

活動について

淑徳 20億キロ 難民 UNHCR

淑徳中学校は文武両道を活動理念のひとつとし、部活動も非常に盛んで、サッカー部もソフトテニス部も、都大会出場と上位進出を目指して、日々活動に励んでいます。
毎年、この時期に課題となるのが、3年生最後の夏を前に一段階上をいくスタミナと折れない心づくりです。
両部とも日々走り体力づくりに努めていますが、国連UNHCR協会の天沼さんから企画の話を伺い、取り組んでみることにしました。

淑徳 20億キロ 難民 UNHCR

新3年生は、昨秋の文化祭の機会にUNHCRや難民問題についての活動に取り組んでいますが、新2年生にとっては知らないことも多かったので、天沼さんに出張授業に来ていただき、活動についての認識を高めました。
世界の現状について理解を深めたのち、両部が目標として掲げた距離は、2020kmでした。
これは、2020年に東京オリンピック・パラリンピックに難民選手団が結成されると聞き、難民選手団とともに目標に向かっていくことを願ったことが理由です。

淑徳 20億キロ 難民 UNHCR

この2020kmは、日々の練習に取り入れられるだけでなく、それ以上に各自が行う自主練にも積極的に取り入れられました。
厳しい練習にひたすら取り組むだけではなく、世界的な問題、人としてともに考えなければならない問題について心の片隅にしっかりと携えながら、自己の鍛錬に向かう。こうしたことは、今までにない良い機会になったと思いますし、またいつもと違う目標ができたことにより、チームの結束力もより高まりました。
春休みを終えて新年度を迎えた時には、みんなが笑顔で目標を達成することができました。ここで終えるのではなく、中学最後の大会で目標を達成した後も、力を合わせてこの取り組みを行ったことを忘れずに、広い視野を持った人間として歩んでほしいと思います。

参加者の感想

参加者の皆さんから以下のような多くの感想をいただきました。

淑徳 20億キロ 難民 UNHCR

・難民の人々が命をかけ、僕達以上に頑張っていることがよく分かった。なので、もう少し色々なことに一生懸命になろうと思った。
・この企画が始まる前まで、難民に対する意識はゼロでした。走ることで社会に呼びかけることができるし、体力も付くので良いと思いました。
・最初は「めんどくさい」と思っていましたが、走れば走るほど難民のつらさが分かりました。これからは難民に限らず、いろいろな理由で困っている人や苦しんでいる人にいろいろな形で支援していきたいと思いました。
・最初はつらかったけれど、慣れてきたら習慣として走ることができるようになりました。難民の方々は、それよりもずっと長い距離を日々追われ続けながら暮らしているのだと思うと、心からすごいと思いました。このプロジェクトは、難民の方々のつらさや追われ続ける恐怖はないけれど、何かしらの形でかかわったり、支援する機会を増やせたらいいなと思いました。また世界の中でそのような生活をしている人がいることを忘れてはいけないと思いました。
・この活動に参加してみて、最初はあまりやる気がでず、走るの嫌だななどと思っていましたが、活動を進めていくうちにだんだんと難民への意識がわき、また、体力もつくのでとても自分の為にもなり、いい機会になりました。またこのような活動があったらぜひ参加したいです。

最後に

淑徳 20億キロ 難民 UNHCR

日々の厳しい練習に加えて、世界で起きていることにしっかりと視野を広げ、一人ひとりがアクションに加わることによってチームの結束が高まり、さらなる学びが生まれた様子が伝わってまいりました。
淑徳中学校の皆さんのアクションにより、日本各地の学校や団体の皆さんが世界的なアクションに賛同し取り組むきっかけが生まれたのではないかと思います。
国連UNHCR協会は、日本各地の皆さんが、このような取り組みを通じて世界にアクションを起こしていくことを応援しております。
皆さんのさらなるアイディアにより、活動の可能性は無限大です。
ご関心を寄せていただいた方は、いつでも当協会までお問い合わせください。
最後になりましたが、この活動にご賛同いただいた淑徳中学校ソフトテニス部とサッカー部の皆さん、そしてお忙しいなか、記事作成にご協力いただいた山縣睦史先生と田中元樹先生に深く御礼申し上げますとともに、皆さんが今年の夏の大会で目標を達成されることを心よりお祈り申し上げます。

※「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』(学校・団体等)」はこちら
※「難民についての授業の広場」はこちら
※「出張授業/学習訪問」について詳しくはこちら
※「学生団体SOAR」について詳しくはこちら
※「学校・団体の皆様へ」について詳しくはこちら
※「ご寄付でできること」について詳しくはこちら

X

このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。

サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。

同意する